イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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花布 はなぎれ capitello Headband

本の背の部分、表紙との境には上下(天地という)部分に
花布はなぎれ)といわれるものがくっついていることがある。

これは、本の背部分を保護するためと、
やはり突き詰めて行くと装飾のためである。

古い本を再製本する場合など、表紙をやり替える時には、
この古い花布も取り除き、新しい花布に付け替える。
フランス式、ドイツ式などのやり方で絹糸を編みつけることもある。

ということで、掌に乗っているのは、古い花布
こうやって本から取り外すと残念ながら、ちょっと気味が悪い。
私自身は“何”に見えるかと書く事さえ嫌なイキモノに見える。

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タグ : 製本 花布 はなぎれ cpitello Headband

背バンドの本数

先日見つけた製本屋の表札。
背バンドまでしっかりついていた。

さて、この背バンド、伝統的な手法では5本入れる。
この5本、なんとなく等間隔ではなくて、どこに入れるのか、良いとされるバランスも決まっている。

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新しい本?それとも古い本?

製本します。
そこで聞かれるのが、新しい本ですか?古い本ですか?という質問である。
回答は「どちらでもできます」である。

製本とは「印刷物・原稿などを綴じ合わせて、1冊の書物にまとめること」であるため、
本当にありとあらゆるものを製本する事ができる。

ただし、やはり製本するのには時間やらその他材料費やらかかるため、
それをかけても良いと思われるものになってくると思う。
その人にとって思い入れのあるもの、個人的にも公的にも貴重なもの、
直筆の原稿、イラスト、写真、などなど。。

新しい本でも古い本でも、基本的に紙でできたものなら何でも製本できるのだ。

製本ってなに?

友人、知人に会うたびに聞かれるのは
イタリアどう?とところで一体何やってるの?である。

そもそも“製本”という言葉。知ってるようでよくわからない言葉なのではないかと思う。
いや、製本と言う言葉の意味はわかっても一体、
私がそこにどう関わっていくのかがわからないといったところだろう。

辞書を見ると、
「印刷物・原稿などを綴じ合わせて、1冊の書物にまとめること」とある。
ということは、書店で売られている、図書館で貸し出しされている“本”と呼ばれるものは
製本されたもの。ということになる。

ということで、印刷物でも原稿でも一冊の本の形にしたい。そんなときに製本屋の出番なのである。
もちろんすでに製本され本の形になっているものではあるが、新しい表紙デザインを変えたいであるとか、
読んでいるうちに表紙が外れてしまったので改装したいなどの要望にも応えることができる。

箔押し

最終仕上げ。
4冊組の本の背に箔押し。
まずは、空押しし、そして金箔で再度。

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