イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ILAB国際古書籍商連盟

今まで気付かなかったのだが、
国際古書籍商連盟ILABのサイトが面白い。
世界の古書店についてもダウンロードするだけで簡単に知る事ができる。
旅に行く前にも要チェックである。
世界のブックフェア情報なども掲載されている。


スポンサーサイト
[ 2013/04/13 04:03 ] 製本の世界 | TB(0) | CM(0)

International Antiquarian Book Fair in Paris

今年も4月26日から28日の間パリのグランパレGrand Palaisで開催される大規模な国際古書展。
International Antiquarian Book Fair

師匠ルイジの作品も展示予定である。

3年前に訪れた時、その規模と見応えのある展示に感動したのを今でも覚えている。
イタリア、ミラノでも年に一度国際古書展はあるのだけれど、それをしのぐ大きさだった。

そして、この時の思い出でといえば、アイルランドの火山噴火の影響によるヨーロッパ各地の空港閉鎖。
この国際古書展を見学する前に簡単な情報は得ていたのだが
とにかく、古書展をゆっくり楽しみたい想いが勝っていたので、あまり問題視していなかった。
さて、古書展も満喫し、さあ空港へ。と言う段になって、
パリの空港が閉鎖され、全く飛行機が飛んでないことがわかった。
その後は、、、
購入していたチケットの航空会社に問い合わせに行こうにも
なぜかインターネットのホームページに記載されているアリタリア航空のパリのオフィスは
指定の場所から忽然と姿を消している。さすがアリタリアである。
仕方なく、なんの関係も無いが、エアフランスのオフィスに行くと、
オフィスの前には私のように少しでも情報を求める人たちの長蛇の列。
これではいつになるかわからないと、
何らかの情報が得られないかと藁にもすがる思いで、日本の旅行会社HISのパリオフィスへ。
就業時間をとっくに過ぎた土曜日の昼過ぎにも関わらず、また何の縁もゆかりもない私に対して、
大変親切なHISのスタッフが空港の状況を調べてくれた。
いずれにしても、飛行機は全く飛んでおらず、いつ再開かも目処は立っておらず、と最悪の状況であった。

とにかくこのドタバタに付き合ってくれた当時パリ在住の二人の日本人女性の助けがなければ
翌日のTGBでパリからスイスを経由してイタリアまで無事帰り着く事はできなかった。
そもそも列車もほぼ満席で、チケットを取るのも大変であった。
そして列車内には私のように飛行機利用では帰れなくなった人たちが、乗り合わせており、
こんなことでもなければパリからイタリアまで列車の旅を楽しむ事も無かった。
[ 2013/04/08 18:14 ] 製本の世界 | TB(0) | CM(2)

湿度

本の本文に使われる紙にも
表紙に使われる紙や革にも大敵な湿度。

湿度を帯びたまま本を収納しておくと、本がふにゃっと曲がったままになってしまう。
大げさに言えば、ノートや教科書などを雨で濡らしてしまい、
それらの角や全体が波打ったままになった経験がある人も多いと思う。

革については、バッグや靴など、しばらく使わず、箱などにしまい放置しておくと、
大事にしまっておいたつもりが、取り出してみると、白く黴びが発生していたりする。
日本は梅雨もあるし、夏は暑くて湿度が高い。
革や紙には嫌な季節である。

そんなわけで、見た目美しく整っているように見え、購入したての本を再製本するのであっても、
製本する前には、必ずしっかりプレスする。
これでもか。というくらいギュウッとしっかりプレスすることで、
本の仕上がりを美しくすることができる。

とは言え、
手透き紙を使ったその感触を楽しみたいものであったり、
特殊な紙で、本来の風合いにこだわる遊びのあるものなら、
あまりプレスにこだわらず、
それぞれの良さを引き出す製本の仕方をするのが良いのだろう。

紙、革には大敵な湿度であるが、
人の肌にはそこそこの湿度が嬉しい。

IMG_1443_convert_20120528052006.jpg

[ 2012/05/28 05:22 ] 製本の世界 | TB(0) | CM(1)

製本家 故チェケルール氏

工芸製本の世界に魅せられ、
少しでもこの世界の事を知りたいと、書物や何やら探していた頃、
一番に出会ったのはやはり“モロッコ革の本 栃折久美子著”であった。
工芸製本を目指す人なら栃折久美子氏の名前はご存知であろうし、
直接指導を受けた方もたくさんいらっしゃるのではないかと思う。

“モロッコ革の本”は、著者がベルギーで製本技術を学ぶ様子、生活などを書かれているのだが、
ここに登場するのが、著者の師であるチェケルール氏である。

ちなみにこの本は、随分以前の中学だか高校だかの教科書に一部が掲載されていた時期があったらしいので、
学生時代にこの教科書を通じて読まれた世代もあるようだ。

IMG_9298_convert_20120523152147.jpg

さて、チェケルール氏。
私の中では有名人であったのだが、どうやらやはり素晴らしい人と言うのは世界的に有名であるらしい。
わがイタリアの師匠ルイジの工房の棚にもチェケルール氏の作品集が置かれていたので、
私も名前は本で読んで知っているのだと話すと、
“チェケルール氏は、とにかく高度なテクニックを持つ素晴らしい工芸製本家だ。写真からもわかる。”
と言っていた。
[ 2012/05/23 15:45 ] 製本の世界 | TB(0) | CM(0)

用語を知る

どの世界でも一緒であろうが、
その世界の用語というのがある。
道具にしても材料にしても、テクニックにしても。

例えば、へら。
IMG_0995_convert_20120417202448.jpg
写真のような骨ベラ。

イタリア語では、
Stecca di Osso
と、私と師匠の間では呼んでいた。
フランス語だと、
Plioir en os
英語なら
Bone folder
ドイツ語は、
Falzbein aus Knochen
などと呼ばれるらしい。

このため、私など外国語が得意では無く、
さらに特殊な道具や用語のある商品を、
現地で調達するのはなかなか至難の業である。
さらにインターネット上で購入しようと思うと、
ピンポイントでその用語を知らないと、的外れの商品に行き当たることもある。
[ 2012/04/17 12:12 ] 製本の世界 | TB(0) | CM(0)


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。