イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。
月別アーカイブ  [ 2010年12月 ] 

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製本工房と

数週間前、イタリアでも大雪が降った翌日、師匠はパリまで出来上がった本を届けに行った。
前日までずっと、この数冊の本の製作にかかっていた。

極度の集中を強いられる作業では、横で観察したくても私も工房から追い出される。
工房内の電気を消し、作業テーブルのライトだけで細かな緻密な作業を行う。かかる音楽もちょっとオドロオドロシイ。
私にはわからないジャンルだが、扉の開け閉めのギーギー音、風の音、水の音、鳥の声、人の声、よくわからない音が交じり合う音楽だ。
以前は「鳥だ」と窓から外をのぞいたり、「どこからか変な音がする」ということもあったが、最近は慣れてきて気にも留めなくなった。

さて、パリの古書店に届けられた数冊の本のうち、
ある一冊の本の購入者が、一昨日、古書店に本を引き取りに来たらしい。
その購入者は、新たな装丁で生まれ変わった本を胸に抱きしめて帰って行ったと、古書店主からルイジにメールが届いた。
ちなみにこの本は古書であったが、製本装丁費用は別として、小さな国産車が一台買える値段らしい。
この本がどんな風に保管されるのか、見てみたい。

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Luigi Castiglioni

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Luigi Castiglioni

2011年が良い年になることを願って
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[ 2010/12/31 08:00 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)


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