イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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白い本の物語

先日、ネットで検索すると、製本、愛書家についておもしろいものをいろいろ見つけた。
ふたつだけ、紹介したい。

ひとつは、“白い本の物語 (重松成美)”という漫画。
残念ながら私はまだ読んでいない。
が、インターネットがある便利な世の中。
早速、イーブックオフで注文した。
が、直接海外発送は無理なため、イタリアに届くのはいつになるかわからないが。

あらすじ
製本職人、装飾職人、マーブル職人、革すき職人…。愛書家である父親は、多くの職人の手を経て綴じられていく「本」そのものも愛していた。そんな父の話を聞いて育った少年・リュカは、本づくりに興味を抱き、本が飾られた街角のウインドーの前に立つ。すると、その本を作った職人のひとり・ボッシュという男が現れ、リュカを工房の中へと招き入れ…。

そしてふたつめは、小説家でもある荒俣宏さんが愛書家だということだ。
私は全く知らなかったのだが、
“ほぼ日刊イトイ新聞”の2011年2月7日~2月14日の
「目眩く愛書家の世界」を読んでみてください。
http://www.1101.com/aramata_hiroshi/

本文より抜粋
── 愛書家。

荒俣 英語では
ビブリオファイル(bibliophile)
と言います。

── ビブリオファイル‥‥。

荒俣 ふつう「本が好き」といった場合には
「中身が読みたい」ということです。

── はい、そりゃそうです。

荒俣 それが「趣味は読書」ということの意味ですが
われわれ愛書家は「趣味が本」なんです。

── 読むのでなく、本そのものが趣味?

荒俣 つまり、われわれ愛書家は
物質としての本が好きなのです。

印刷だとか紙だとか、
余白の書き込みだとか挿絵だとか、
本の来歴だとか部数だとか、
そういう「ハードウエア」が大好きなのです。

── はぁ。
荒俣 だから「ソフトウエア」である
「中身」は二の次となる。

中身を読むだけなら「本」でなくてもよい。
コピーでも電子書籍でもかまわない。
読むための本は、
愛書の中にカウントしてないのです。

── ははぁ。
荒俣 実際、愛書の対象になる本の場合は
読まないケースが非常に多い。

図書館だって、
貴重書はできるだけ触らせないし、
一般には読ませないでしょ。
── ‥‥つまり、読まないんですか、中身?

荒俣 愛する本は読みません。愛書家としては。

なぜなら、われわれ愛書家は
真に愛すべき本をもとめて何万冊も集めますから
中身をいちいち読んでいたら
一生が終わってしまうのです。

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[ 2011/04/11 06:39 ] 本 libro | TB(0) | CM(0)
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