イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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本と図書館

イタリアに居て、日本のもので何が恋しいかと言えば
日本の“食事”と“本”である。

食事は、特別な料理でなくてもよく、一般的な家庭料理の類い。
最近、特に頭をよぎる食べ物が、福岡名物明太子である。
憧れるのは美味しい明太子と炊きたての新米。
そして、本。
とにかく読書が好きで、どんな小さなバッグの時もいつも必ず文庫本を携帯していた。
子供の頃も学校の図書館にはよく通い、小学校低学年のときには、
世界の伝記シリーズやギリシャ神話などは好んで読んだ。
夏休みには本を読み感想文を書くために、毎年数冊推奨された指定図書の中から一冊を選ぶのであるが、
周りの友達がどれも読みたくないと、この一冊を選ぶのに苦慮している横で、
私は、本当は全部の本が読みたいし、できれば親に買って欲しいのに、一冊しか買ってもらえないため、
この一冊を選ぶのに相当な決意が必要で、
いつも本屋の中でどれにしようかかなりの時間をかけて迷っていた事も思い出す。

私が小学生の頃の図書館の本は、
かならず裏表紙の裏側に小さな封筒のようなポケットがついていて、
ここに7センチ四方程度の図書カードが入っていた。
この図書カードに自分の名前と借りる日を書き、
図書館のおばさん(今、思えば司書であろう)にカードを渡すことで本を借りる事ができた。
今では学校の図書館のシステムも変わっただろうと思う。
私の地元の図書館でも借りたい本をカウンターに持って行けば、すべてバーコードでチェックされる。
イタリアの図書館も同様だ。
それにしても私の知るイタリアの図書館は、日本に比べると騒がしい。
例えば、街の主たる図書館では
子供もそうだが、大学生と思われる大人であっても学習室で話をしている。
ヒソヒソ話しているつもりでもかなりの音量である。
また本を借りるカウンターは図書を陳列してある場所とは隔離されている。
このおかげで、イタリア人たちは思う存分大きな声で、探している本について聞く事ができるし、
世間話を延々とすることも可能である。
図書館員にしても「後ろに人が待ってるから、話はまた今度ね」と言うこともない。
並んで待っている他のイタリア人でさえ呆れ顔というのは、
図書館だけでなく、郵便局やスーパーでもよく見かけるシーンである。
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[ 2011/08/21 11:21 ] 日々のこと quotidiano | TB(0) | CM(0)
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