イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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革が違えば

製本専用の良い革と言うのは、水を通す。水を吸収するのである。
“本”は紙でできているので、
保存されている場所の湿度の状態によって、
乾燥したり、水分を余分に含む事もあるわけである。
このとき、この製本用の革というのは、この紙とともに呼吸する。

もちろん、製本専用の革でなくても製本には使えるし、
価格とか、発色などの理由で、あらゆる革を使う。

ただし、やはりこれも経験だが、いや経験していても起こるのだろうが、
革はそれぞれの個体が違い、なめし方、着色方法により、本当に扱いが異なってくる。

革ナイフでそぎにくいもの、、、
大抵その後の貼ったり折ったりも苦労する。

水(のり)をつけた時に、色が染み出るもの、、、
誤って他のところにその色を付けないように気をつけなければならない。

水(のり)をつけた部分が変色し、乾燥しても変色したままのもの、、、
ムラにならないよう気をつけなければならない。

特にのりや水を付けて濡れた革は、デリケート。
慎重に優しく扱う必要がある。
わかっていても革を目の前にして、一度にいくつもの注意点と、
できるだけ手短かに作業するのは、緊張する。
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