イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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のり COLLA DI PASTA

製本に必要な材料のひとつに“のり”がある。
のりというと、黄色のチューブや犬の形のケースに入ったフエキのりを思い浮かべる。
しかし、ここイタリアにはフエキのりは無い。フエキのりのようなタイプのあの白濁色
のポテッとした“でん粉のり”は文具屋でも見ない。
スティックタイプのりはあるのだが。

さて、フエキのり、でんぷんのりの代わりに何を使うかといえば、コーンスターチだ。
これは、とうもろこしのでんぷんなので確かにのりになる。
無いなら作れ。である。

さて、製本に使用する接着剤はこのコーンスターチのりのほかに、ボンド、膠がある。
ボンドはさすがに作らない。市販のものだ。

膠だが、ゼラチン粉のような状態のものを買ってきて、熱湯で時間をかけてトロトロに溶かす。
膠の匂いは、強烈だ。一度かいだら、もう、二度と嗅ぎたくないほどの悪臭だ。
このコトコトに溶かす間の匂いは、鼻をつまみたくなるだけでなく、この異臭に周辺住人が驚いてやってくるのでは無いかと思えるほどだ。

膠とは、獣、魚類の骨、皮、腱、腸などを水で煮た液を溶かし固めた物質。ゼラチンを主成分として、透明、半透明で弾力に富み、主としてモノを接着するのに用いる。(広辞苑)

これで匂いを想像してもらえるだろうか。

200904 436-1
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[ 2011/01/15 16:48 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)


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