イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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工芸製本

このブログを書いていて、私自身いつも迷い、戸惑うのが、
どうやったら私が理解している製本の世界を伝えられるかということだ。
しかしながら私自身もしっかり理解していないため、言葉にならないというのもある。

製本というのは、手作業で一冊ずつ行なおうが、機械で大量に生産しようが、
原稿が書かれた用紙をまとめ、本にするという点では大きな違いは無い。
手作業であっても仕上がりについては、
技術的な事、装飾的な事などを含めピンからキリである。

ここで、“工芸”という言葉を辞書でひいてみると、
「美的価値をそなえた実用品をつくること」との意味を見つける事ができる。

工芸製本とは、
美的価値を備え、かつ、実用的な、技術的にも優れた製本を指すのだと思う。
ただし、この美的で優れた技術の幅もそれぞれの考え方にもよるだろう。
答えは一つでは無い。

そしてその問いはきっと、職人かそれともアーティストかにもつながるのだろう。
しかしそれは、重要ではない。
とにかくまずは基礎的な技術を習得し、そしてそれをさらに高めていくこと。
そのようなことを師匠はいつも語っていた。

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英文版 柳宗悦評論集―The unknown craftsman
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[ 2012/04/08 06:53 ] 製本の世界 | TB(0) | CM(0)
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