イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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ハリーポッターと製本

製本について上手く説明できない私だが、ある日、友人がなかなか的を得た回答をしてくれた。「ほら、ハリーポッターなんかに出てくる、ハリーが持っている革表紙の本のような?」と。

おお、わたしのつたない説明で、そこまでイメージしてくれるとは。やはり友である。

まさにハリーが持っている本は、工場で大量生産された本ではない。はずだ。
革の表紙で、様々な革の細工、装飾が施されているのであれば、文字が書かれた本文部分の一枚一枚を接合するのは機械生産でもできるのだが、革の表紙部分はどれも製本家の手によるものである。

15~16世紀のあのヨーロッパの三大発明“火薬、羅針盤、活版印刷”以降の時代をテーマにした王侯貴族ものやファンタジー映画には必ず、小道具として、製本家が手がけたであろう本が登場する。

ミヒャエルエンデの「はてしない物語」が下敷きになっているという映画ネバーエンディングストーリー(エンデはこの映画を認めていないとどこかで読んだ気がする)の冒頭にも確か小道具としての革装丁本がでてきたと記憶している。

マリーアントワネットのように王侯貴族が出てくる映画にも必ず主人と呼ばれる人は、書斎を持っており、その場所で胡散臭い相談がなされたり、隠し扉につながっていたり、ストーリーの鍵となることがよくある。

そんな映画を見つつ、私は役者の後ろにある書庫が、デスクの上に無造作に重ねられた本が非常に気になるのだ。
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[ 2010/12/15 17:30 ] はじめまして piacere | TB(0) | CM(0)
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