イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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本の修復家 restauratrice

本の修復の仕事としているイタリア人女性が製本への興味と新たな仕事の可能性のため工房見学にやって来た。
イタリアの修復学校で学んだらしく、紙の修復については詳しいが、実際の本の構造についての知識は乏しいそうだ。修復学校ではこのことは、詳細に教えないのだと言う。
以前、知り合った別のイタリア人女性製本家も同じようなことを言っていた。
クライアントが持参した本のページ、紙の表紙の汚れをとり、紙の破れを補修、補強はしても新たに表紙を付け替えたりはしないそうだ。となれば仕事をする上で本の構造はあまり関係ない。
現在は、ある教会(修道院)所有の図書館で働いているらしい。
教会にはたくさん修復すべき本があって、賃金支払い能力もあるため修復家を雇えるらしい。
もちろん仕事量も賃金も働く立場の人間にとっては、十分とは言えないのだろう。

実は、事前に履歴書をあずかっていたことを考えると、彼女は見学兼面接のようなものだったようだが、師匠の提案で一緒に昼食をとることになった。
何を昼食に作ろうかと考えつつ、彼女がやって来る前に、女性を食事に誘うなんて!
・・・もしかしたらベジタリアンだったりするし。と冗談を言っていたら、なんと本当にベジタリアンだったのには笑った。もちろんテーブルには野菜を並べた。幸い普通のベジタリアンだった。ベガンだったら、心持ち彼女から遠い場所に置いてみたパスタ用のチーズさえ食べてもらえなかった。
とにかく、とても感じの良い親しみやすい楽しい女性で、次回おやつを持ってやって来ると言い残して帰って行った。

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タグ : 製本家 修復家 イタリア 図書館

[ 2011/02/16 12:09 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)


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