イタリア製本工房の日々

「イタリア、リミニの工房で一冊、一冊、それぞれの本の個性を探りながら製本中」でした。そして2012年からは新たな場所で活動予定。

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お菓子があれば

一晩プレスしたあと、折丁を一冊分ずつ綴じる。

綴じ作業の前日、ルイジに聞かれた。
「綴じはどうする?冊数多くて大変だろうから、機械使う?」と。

納期が迫っている。手作業で綴じていく方法は、美しく耐久性にも優れるが当然時間がかかる。しかも18冊もあれば、かなり骨の折れる仕事だ。

それでも、美しく本を仕上げたかった。
例え、手にした人が誰も気付かなくてもいい。そしてできる限り多くの経験もしたかった。
私は、手作業で綴じる方法を選んだ。
とにかく早く綴じ終わると言う条件付で。

そして、想定していた時間よりも早く仕上げたそのあとには、ルイジの二人の叔母さんが作る手製のイタリア風タルトの美味しいおやつが待っていた。

イタリアに来た当初は食べる気もしなかった甘いイタリアの菓子。日が経つにつれすっかり慣れてしまい美味しく感じるようになった。とくにルイジの叔母さんが作るお手製の菓子は絶品だ。たまに焦げている部分もあるが、
甘さ控えめで素朴で優しい懐かしい味だ。
アプリコットや木苺のジャムのタルトもクッキーもシュトゥルーデル(りんごのパイ)もどれも美味しい。

これも工房生活の楽しみのひとつだ。



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[ 2010/12/19 17:38 ] 食 cibo | TB(-) | CM(-)


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